サバイバル生活でプログラミングを活用する
前回に引き続き、サバイバル生活で役立つプログラミングを紹介していきたいと思います。
サバイバルの序盤で必要となるプログラム
前回はクリエイティブモードで簡単な資材集めプログラムを作りましたが、今回もクリエイティブモードでプログラムを準備しておきたいと思います。やっぱり、サバイバル生活を生き抜くためには準備が重要です。
安全な隠れ家を作ろう
サバイバルの序盤でも冒険に出たときにも安全な隠れ家は重要になってきます。今回は以下のようなシンプルな囲いを作れるようなプログラムを用意しておきたいと思います。このプログラムを作っておけばゲームの序盤でも役立ちますし、ゲームの中盤で冒険に出かけた際にも、どこでもすぐに安全地帯を作ることができて安心です。是非準備しておきましょう。

まずはご自身でどのように作ればよいのか考えてみてください。私のおすすめとしては、1段のブロックを四角く並べるようなプログラムを作って、その作業を2段目・3段目と繰り返し実行するようなプログラムにするのが良いかと思います。
その理由は、繰り返し処理を使うことで、プログラム自体が短くシンプルになるからということと、3段の壁にするか、4段の壁にするかは繰り返し回数を変えるだけで調整できるのでプログラムの修正が簡単になるからということが挙げられます。
※実際にはサバイバルモードで大きな囲いを作ろうとすると1スロット目のブロックが足りなくなるため、若干工夫が必要になるのですが、この点の考慮については別途解説したいと思います。
いかがでしょうか?自分の力で作ることができたでしょうか?
生徒たちにこのプログラムを作ってもらうと、一周したときに一番最初のブロックが邪魔で前に進めなくなるケースをよく見かけます。解決方法としては、初めからエージェントを1段上に移動させておいて、ブロックを下に置く方法が一番簡単な解決方法ではないかと思います。詳しくは以下の例をご覧ください。
上記のプログラムは最低限の囲いを作るだけなのですが、できれば屋根付きの家がいいですよね。屋根を作るのはちょっと難しいですが、できたら一度に屋根まで作ってくれるようなプログラムを作るように頑張ってみてください。
食糧確保のために農業をしよう
拠点ができたら次は食料を確保しましょう。動物を飼う方法もありますが、序盤は農業の方が簡単に始められるかと思います。
農業のためにはまずは種を集めないといけないのですが、これはプログラムではなく手動で集めます。ご存じの方も多いかと思いますが、以下のような草原に生えている草を刈り取るとたまに種が出てきます。これを10個~20個くらい集めておきましょう。

水場を見つけたらどのような形でもいいので畑を作って種を植えましょう。
種を植えるには水場の近く(水から4ブロックまで)の土ブロックを耕してから植えます。水場の近くに土がある場所を探してもいいのですが、もともとある地面を壊して代わりに土を置いて、そこを耕して、そこに種を植えるというプログラムにすると、水さえあればどこでも畑にできるので便利です。是非、以下の流れを繰り返すようなプログラムを作ってみてください。
- もともとある地面を壊して
- 壊したところにに土を置いて
- その土を耕して
- 耕したところに種を植える
- 前へ進む
簡単に書きましたが、土を置くのと種を植えるのを交互に実施するのは実は難しいのです。エージェントの持ち物はスロット番号という概念があり、エージェントの持ち物のうち一番左上がスロット番号「1」です。その右隣りが「2」です。ブロックを置く前に以下の命令を使って有効なスロット番号を切り替えるようにしましょう。

後はどんな形にするのかという問題がありますが、サバイバルでの実用性を考えたらシンプルな形でOKです。
※エージェントのスロット1に土ブロックを持たせて、スロット2に種を持たせる前提です。
まずは下を破壊させることで、下に土ブロック以外がある場合でも土ブロックに置き換えることができます。ちなみに、既に畑が完成している場合は、同じプログラムで下を破壊させることで収穫することもできます。